成年後見制度を利用する場合には、一定の費用がかかります。
まず必要となるのが申立てを行なう際の費用です。通常は、申立手数料800円(収入印紙)、登記手数料2,600円(収入印紙)、郵便切手(金額は個別(数千円))、診断書手数料(金額は医療機関による)、住民票及び戸籍謄本取得費(金額は市町村及び必要枚数による)がかかり、さらに、必要に応じて、専門医の鑑定を行なった場合に鑑定費用がかかる場合があります。
また、成年後見人等は、家庭裁判所に報酬の付与を申し立てを行ない、ご本人(被後見人)の財産から報酬を受け取ることができます。その金額は、家庭裁判所が、成年後見人等の活動内容やご本人(被後見人)の資力等によって決定します。ただし、ご本人(被後見人)に報酬を支払うために十分な財産・資力が無い場合、報酬が無い場合もあります。以上。<投稿者:勝村克彦>